その他

2003/12/23 文楽新世界

大夫が語り、三味線が奏し、人形が演じる”人形浄瑠璃・文楽”。文楽は江戸時代から続く
伝統芸能ですが、世襲制ではなく、自らの意志でこの道と決めた若者達が長い時間を
かけて技を習得していきます。無数のアートやメディアがある21世紀に、彼らはねぜ文楽を
選んだのでしょう。
文楽には、現代の演劇や音楽、朗読、そして映像と通じ合う要素がたくさん含まれています。
役者の演技に酔うように、ライブハウスで音に圧倒されるように、詩や小説の朗読に、
引き込まれるように、そして虚と実の狭間を映す映像に魅了されるように、若手達による
文楽自主公演をお楽しみください。

日時:2003年12月23日(火祝) 15:00/19:00 (2回公演/開場は30分前)

演目:
- 寿二人三番叟 
皆様のご健康と幸せをお祝いする晴れやかな演目。三人遣いの人形達が、
息の合ったかけあいを見せます。

- 傾城阿波鳴門 巡礼歌の段
「ととさんの名はじゅうろべえ。かかさんは、おゆみともうします」のセリフで知られる名作。
生き別れの父母をさがす幼い少女が、一人旅の末に出会ったやさしい女性は・・・。
男性である太夫が、幼子と女性を語り分ける文楽ならではの名場面です。

出演:
寿二人三番叟 
義太夫 竹子相子大夫
三味線 鶴沢清丈
人形 三番叟・吉田玉勢・吉田玉翔

三業解説
義太夫 竹子相子大夫
三味線 鶴沢清丈
人形 吉田玉勢

傾城阿波鳴門 巡礼歌の段
義太夫 竹子相子大夫
三味線 鶴沢清丈
人形 お弓 吉田玉勢
   おつる 吉田玉翔

主催:文楽新世界実行委員会
装置:関西装置
協力:財団法人文楽協会/国立文楽劇場/文楽チョキチョキ/remo

REMO DESK 2003年12月23日

トラックバック

トラックバックURL