AHA! Project
トーク/レクチャー
2015/02/15 Hospitale Project はじめてのアート・プロジェクトトークシリーズ 012 松本 篤 「イメージと旅―アーキビストなしのアーカイヴの作り方」
remoメンバー松本篤が鳥取にてトークを行います。お近くの方は是非お越し下さい。
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近年、記録や記憶を残し伝えていくことの気運が、急速に高まっています。それに伴って、博物館(美術館)などによって培われてきたアーカイブの理論と実践の外側で、市民参加型のアーカイヴ実践が世界中ではじまっています。アーカイヴを作ることは、今や“アーキヴィスト”と呼ばれる専門家のみに限られた営みではなくなっているのです。
今回は、パーソナルな記録物の潜在的価値を探求する、「AHA(アハ)!」というアーカイヴの取り組みの世話人を務められている松本篤さんをお招きし、茨城県大子町や岐阜県大垣市、兵庫県神戸市の事例を中心に、昭和30-50年代にかけて普及した「8ミリフィルム」を対象としたアーカイヴづくりについてお話を伺います。8ミリフィルムは、現代のビデオカメラ的存在であり、一般の人が8ミリカメラを使って自分たちの営みを記録していました。私たちがカメラやビデオで記録している行為の出発地点とも考えられます。
見えないものを見ること。誤読すること。誰かが残した記録が、誰かの記憶になっていくこと。イメージが時代や距離を超えて旅をすること。本講座をつうじて、誰もが気軽に記録を残すことができるようになった現在におけるアーカイヴ(収集・公開・保存・活用)のあり方と、これからの可能性について皆さんと考えます。
日時:2015年2月28日(土)18:30-20:30
会場:2階大病室
定員:30名(先着順)
入場無料
https://www.facebook.com/events/1530819620514018/?ref=3&ref_newsfeed_story_type=regular
Hospitale Project (ホスピテイル プロジェクト)
https://www.facebook.com/pages/Hospitale-Project/292567924186154
AHA! Project
展覧会
上映会
2015/02/07- 03/15_青森市所蔵作品展「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」
remo協力の青森での展覧会のご案内となります。お見逃しなく!
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青森市が所蔵する、この100年の日本の近代化の歴史を語る様々な作品や記録資料、そして青森に暮らす人々が8mmフィルムにより撮影したかつてのこの都市の様子を物語る映像などを公開します。映画のセットのような5つのステージに、これらの歴史を語るメディアが散りばめられて構成される展覧会です。
日時:2015年2月7日(土)~3月15日(日) 10:00~18:00
会場:国際芸術センター青森 展示棟ギャラリーA
会期中無休・入場無料
ゲストディレクター:藤井光(美術家・映画監督)
主催:青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]
協力:青森市教育委員会文化財課、remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織]、BLACKBOX、青森空襲を記録する会、HIGURE 17-15 cas、AIRS、ACAC学生サポーター、8mmフィルム映像ご提供者
関連サイト:
https://www.youtube.com/watch?v=vfbyvSIqS0E
https://twitter.com/acac_aomori/status/565178119779139585